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令和3年9月定例会 山下竜太郎一般質問(2021年9月10日)全文

【令和3年9月定例会 山下さん一般質問全文】 【山下竜太郎】  おはようございます。  無会派の会、山下竜太郎でございます。よろしくお願いします。  初めに、今回の通告書に記載した用語について説明をさせていただきます。  今回、分かりやすいように「浸水」という言葉に置き換えていますが、一般的には道路の場合には「冠水」、住宅等が水につかる場合「浸水」と表現するということになっています。分かりやすいように今回は「浸水」に統一しています。  さて、JA広島総合病院は皆さまご存じの通り、広島県西部の中核病院として、かかりつけ医や休日・夜間診療医からの紹介、救急車の受け入れなど、入院加療が必要な救急患者を受け入れる、二次救急病院です。その大事な病院の周辺が先日、浸水する事態となりました。2021年7月8日木曜日、未明からの大雨で、病院前の宮島街道などが浸水しました。私は当日偶然病院にいまして、道路が浸水している中、車が強引に走っていく様子を見ました。その時宮島街道は通行できる状況でしたが、通行止めになった時間もあったと聞いています。  そこで、当時の状況や今後の対策について、次の点を問います。 (1)これまでに当該地区で浸水したことがありましたでしょうか? (2)道路の浸水は午前7時頃から9時頃までと、午後2時から3時半頃までの2回あり、地御前の雨量観測所では、1回目の浸水時の降雨量が1時間に70mm、2回目の浸水時の雨量は約49mmでした。雨水の排水計画、潮回しの状況、扇ポンプ場の運転状況はどうでしたでしょうか? そして今回の浸水の原因は何だったのでしょうか? (3)市は当日「道路が冠水した」という情報が入ってから水が引くまでの時間、浸水箇所の深さなど、状況がどうだったのか把握していますか? (4)午前の浸水では、宮島街道が一時的に通行止めになったと聞いています。その時、救急車が病院に入れないような状況が発生したのでしょうか? (5)今後このような事態が起きないように対策を講じる必要があるのではないでしょうか? 市の所見を問います。  以上5点について回答をお願いします。 【原田副市長】  道路浸水について、まず1点目の当該地区が浸水した事があったのか、という質問です。JA広島総合病院前の一般国道2号、宮島街道ですが、扇ポンプ場にポンプ3台を整備した平成元年以降、大雨時に一時的な道路冠水が生じたことはありますが、この度7月8日のように宮島街道が数時間通行不能となるような道路冠水は生じていません。  2点目の今回の浸水の原因と3点目の浸水箇所、深さなど状況を把握しているか、という質問です。2点目3点目について合わせて答弁します。7月8日朝方の状況は、7時頃から9時頃まで道路冠水が生じました。道路冠水した範囲は、広島総合病院西交差点を中心に、宮島街道を約150mの区間で、冠水の深さは最大50cm程度と把握しています。その他地御前2丁目3丁目も浸水し、冠水の深さは5cmから70cm程度でした。JA広島総合病院付近の7月8日の午後の状況は、14時頃から15時30分頃まで道路冠水が生じており、道路冠水した範囲は同交差点を中心に約100mの区間で、冠水深さは最大21cm程度と把握しています。JA広島総合病院は、下水道事業計画で定める扇排水区にあり、現況の排水面積は広島県立廿日市特別支援学校付近から地御前北3丁目、地御前3丁目2丁目1丁目に至る、約133haです。現況の下水道施設として、道路下に埋設された雨水管渠のほか、地御前1丁目に扇ポンプ場、潮回しを有しており、大雨時は雨水ポンプと潮回しを一体的に運用して排水することで、地域の浸水の防除を図っている箇所です。下水道施設の整備状況は、幹線管渠については下水道の計画降雨に対して概ね問題ない排水能力を有しています。ポンプ場の雨水ポンプは、整備計画台数5台のうち3台が整備済みです。JA広島総合病院付近で生じた道路冠水の要因は、現在詳細な検証作業を進めているところですが、現時点において1時間雨量70mmという、本市で過去に例のない大雨が降ったことと、それに対して既存のポンプの排水能力や潮回しの貯留能力では対応できなかったことが最大の要因と考えています。この他、扇ポンプ場の雨水ポンプが冷却水設備の電気トラブルで約16分間停止したこと、大雨で流れ出た土砂やゴミ等が道路集水桝に集まり、目詰まりを生じてその排水機能が阻害されたことなど、複数の要因が重なって深さ50cm程度という道路冠水が生じたと認識しています。またこの地区の2回目の降雨での浸水原因は、雨水枡にゴミなどが覆っていたことにより浸水が発生したと考えていますが、合わせて市が厚生連に土地を売却する際、雨水の排除に対する対応を行わないで売却したことにより、この土地の雨水が国道2号に流れ込んだことも浸水を増大させた要因であると考えています。このことは速やかに対応を行っています。なお7月8日の雨の状況は、地御前地区の自主防災会に説明して欲しいという要請があったことから、浸水の原因と今後の対策について、8月25日に説明しています。  4点目の、救急車が病院に入れないような事態は発生しなかったか、ということです。当日7月8日の救急発生件数は14件で、降雨量が多く宮島街道が冠水した時間帯、午前7時から9時の間での JA 広島総合病院へ搬送した事案は1件でした。その内容は、6時31分に119番通報を受けて出動した一般負傷の傷病者を、7時20分にJA広島総合病院に収容しています。その際に西側救急専用口付近の道路が冠水していることから侵入は不可能と判断し、冠水していない東側の正面玄関へ向かい、病院へ収容しています。傷病者の病院収容までの遅れはありませんでした。  今後の対応です。7月8日の梅雨前線豪雨では、市内の各所で道路冠水が生じています。地御前地区では、第一次救急輸送道路に位置づけられる国道2号宮島街道が道路冠水し、広島県西部地区の中核病院である JA 広島総合病院の救命救急センターへのアクセス道路が一時的に 通行不能になったことは、市も重く受け止めています。当面の対策は、大雨が想定される場合にはポンプの先行運転を行い、大雨の早い段階で幹線管渠や潮回しの水位を下げることで潮回しの貯留機能をこれまで以上に十分に活用することを考えています。合わせて抜本的な対策としては、扇ポンプ場のポンプ増設を速やかに進めたいと考えています。 【山下竜太郎】  今回の JA 広島総合病院のところや国道2号線宮島街道が浸水すると、緊急避難道路にもなっていますので、今回本当に重く受け止めていただければと思います。  ひとつ(3)の中で、地御前地区の浸水について検証を進めているということがありましたが、具体的にどのような検証を進めているのか、お答えいただければと思います。 【原田副市長】  この度の浸水原因につきましては、先ほど申しましたように、1時間雨量70mmの大雨、ポンプの排水能力と潮回しを合わせた浸水対応能力の不足、トラブルによる雨水ポンプの一時停止、道路集水桝の目詰まりによる排水機能の低下、この4点が原因だったと認識しています。先ほど申しましたように、地御前地域の下水道施設の排水能力を手計算で検証したところ、既存の雨水幹線管渠につきましては、その排水能力に概ね問題ないことを確認しています。既存の雨水ポンプ3台は、雨水管梁に対して雨水ポンプの排水能力が不足しており、ポンプの増設が必要であると確認しています。当日の現象を数値的に少し検証していますけれども、難しい話なるかも分かりませんが、少しご容赦いただいて、お話しさせていただきたいと思います。扇ポンプ場の分離水量を70mm、1時間降ったと仮定すると、大体48,000tの水が扇ポンプ場に集まってくると認識しています。これに扇ポンプ場の排水能力が大体約21,000~23,500 立米、ポンプ場の排水能力ですね。潮回しは約6,500立米を貯めることができます。したがいまして、排水能力の不足分は約18,000tあったと認識しています。またポンプ停止による排水影響がありますので、6,270t程度がその地域に溜まってしまった。これを貯留分として計算すると、当時25,000立米程度が地域に冠水した。これを平均的に40cm程度溜まっていると認識すると約6ha、このエリアの土地は潮回しも含めて、私どもは道路冠水を確認できているのは約29,000㎡。したがいまして、約半分は地域の住宅にも水が流れ込んでいたと思っています。  ただしこの件については、我々が手計算での色々な考え方で検討しているところですが、これを確認するために地御前地域の地形条件、ひとつひとつの高さ等も当然インプットしながらポンプ場や雨水管渠の状況、あるいは時系列データをシステム入力しまして、当時の状況をコンピュータで再現する浸水シミュレーションによる解析を今進めているところです。 【山下竜太郎】  今、副市長が述べられたように、今回70mm降ったことで浸水量とか浸水範囲がどの辺ぐらいかと手計算で出されたということですが、今後はポンプを2基増設していただけるということですし、ポンプを増設するまでに時間がかかると思います。それまでに扇ポンプ場の運転管理について、潮回しの水を大雨が降る前に排水して、若干でも多く貯留できるように余裕を持つ、ということでしたが、70mmの雨がまた降るかどうかは分かりませんが、今後また台風14号も近づいていまして今週、心配があります。ポンプの管理状況、何かがあった時に駆けつける運転者の状況について、わかれば教えてください。 【下水道担当部長(水道局長)】  ポンプの管理状況ですが、大雨注意報とか警報も含めて、そういった時は業者の方へ委託をしていまして、ポンプ場へ張り付くという管理をしています。その管理によってポンプの運転をし、今後は手作業にはなると思いますが、水位を下げるのは自動ではなく、その管理をする人間がやっていくという形で進めていこうと考えています。 【山下竜太郎】  ポンプの状況はわかりました。また緊急に何かが起こった時には、誰かが常時張り付いてポンプ場を動かしているということで、16分間止まったことが今回ありましたが、すぐに対応できたのは業者の方が張り付いてくれているおかげですので、本当に良かったと思います。  あとポンプを2機、抜本的な対策で増設すると、先ほど副市長からありましたけれど、すでに今ついているポンプが昭和52年のものと53年のもの、平成元年のもので、抜本的な対策をするのに、全てのポンプを少し大きいものに変えたらどうかと思いますが、どうでしょうか? 【原田副市長】  ポンプについては、その当時、昭和50年代だったと思いますけれども、都市下水道の都市計画事業で整備したポンプ場でして、その他、住吉ポンプ場と宮内ポンプ場、それは40年代のもので、そこについては長寿命化の国からの予算をいただいて、更新をしていくという状況です。扇のポンプについては、もう少し対応できるのではないかと思いますが、いずれそういう時期も来ると思います。土木施設については5台分の2台のところがもう既に出来上がっている事もあるので、残りのポンプ能力を簡単にシミュレーションすると、流速を3m程度で計算すると、1000から1100mmのポンプで2台の増設が対応可能かと。場合によってはちょっと多めの1100mmを2台、それは十分設置できると思いますので、大きなポンプ能力に既存ポンプを変えていくということは、考えなくてもいいのではないかと思います。出来る限り早く2台の増設の取り組みを進めていきたいと考えています。 【山下竜太郎】  ありがとうございます。  繰り返しになりますが、JA広島総合病院は本市の医療拠点として最も重要な施設です。  市民の命、安心安全が守られるような対策を、どうぞよろしくお願いします。

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無会派の会、山下竜太郎でございます。どうぞよろしくお願いします。 今日の一般質問をする前に、私の質問の意図を30秒ほどお話しします。 先ほど、危機管理部長が言われたように、災害の時には市だけでは手が足りない状況があると思います。地域の力、コミュニティの力があってこそ、災害を乗り越えていけます。そういう意味で、災害対策本部が設置される過程について、知っておかないと市民の皆さんが動きづらいのではないか